ツリーハウス施工記録

建築素人がツリーハウスをセルフビルドしています。トラブル続きの施工記録です。随時更新

作業記録 8.3-6 その1

隣の木に梁(ビーム)を追加して、補強木材にて土台の沈み込みは解消されたかに思われたツリーハウスだったが、長い間続く梅雨の雨によって再度沈没しつつあった。しかし友人が金属製の柱を応急的に追加してくれ、危機は免れた。それが前回までのお話。

 

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Fig.1 鉄製ジャッキが荷重を支える。左は補強時に使用した油圧ジャッキ。

 

さらなる補強は前回記事の案を後日試してみることとして、しばらくはこのまま作業を続けることとした。

 

ここの角が沈みやすい原因として、方杖の角度が悪い可能性があることは以前の記事にて触れた。

treehouse.hatenablog.jp

今回はこの方杖の変更から参ろう。

 

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Fig.2 沈んでいる側の方杖(土台構築時)。角度は27°であった。

2x8材を、土台の端(Fig.2 左上部分)から樹木の根本近くまで繋ぐように固定していた。どうやら欲張りすぎて鋭角になっていたようだ。また、樹木側の固定を、土台のボルトとは90°異なる面、つまり方杖の伸びる方向へ面した側に行っていたため、梁と方杖の面がずれており、ねじれる方向に力がかかっていた事も悪さしていたかもしれない。

土台の枠組みを組んだときには十分機能していたが、荷重が増してからはほとんど役に立っていなかったようだ。補強材を追加した際に外してしまっていた。

これを45°に変更する。

 

樹木側の固定も、梁と面を合わせるため、梁を載せたボルトと同じ面に固定することとした。

このまま2x8を短くカットし、端を45°にカットする。梁側は平面金具で両側から固定し、樹木側は以前使っていたM20ボルトで直接樹木にねじ込んだ。以前と違って遊びを設けていない分、ボルトが緩まないと願いたい。また、ネジがせん断されそうで少し怖い。コーチボルトを追加したい。

 

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Fig.3 矯正した方杖。45°とした。

これで少しは効果があると予想される。怖いからジャッキは外さない。

 

ちなみに上のボルトからぶら下がっているのはJBLのFlip 4である。友人が持っていて感動したので同じものを買ったが、音質・音量も十分出て、なにより同機種とリンクして同時再生できるため、野外で広大な音場を構成できるのがアウトドア向きだ。ツリーハウス作りのお供として推薦したい。

 

 

また、小屋のサイド部分のトラスで張り出したデッキも作った。

骨組みの時点でかなりひ弱だが、板を貼ってしまうとそのグラグラさが恐怖感を呼び起こす。

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Fig.4 サイドデッキの構造。

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Fig.5 天板も貼ってしまった。


どうも、トラスの上側の部材と土台との接合が不十分である。L字金具と板金具でガッチリさせたところ、かなり安心感が出た。金物大事。

ここは、手すりをつける際にもう少し強固な構造になるよう補強する予定である。

 

以上、細々した作業2箇所でお送りしました。

 

 

 

今回は、建設地の所有者である友人がお世話になっている人々を15人ほど呼んでパーティを行ったため、二日酔いでスロースタートなのである。近くに民家も無い山中で、DJブースを作って真夜中のレイヴパーティを開催した。新しいカタチのコール&レスポンス(オーディエンスがどんどん文句や注文をつけ、それにDJがしぶしぶ応じる)が体験できて、たいへん興奮したものである。プライベートキャンプ場はいろんな楽しみ方ができて面白い。

 

少し音楽寄りの投稿となった。

次回は酔いも覚めたので屋根を張っていくからね。